アオリ強化月間 第五弾。
ここ数日 夜空には満月が明々と…
本来夜行性であるアオリイカ。
月夜の晩は,月明かりでベイトフィッシュの活性も高く
アオリもいつも以上にお食事タイムに時間を割く。
…ということで,月夜まわりの昼間はお昼寝?
月夜まわりの昼間は釣りにくいというのが定説である。
徳島県のアオリイカの月と漁獲量の関係について
漁法と漁獲のページのグラフを見ると
アオリの漁獲高も 月夜まわりと新月まわりでは
何倍もの差があるほど 月の明るさとアオリの漁獲高は関係が深い。
6時過ぎ 出船。
各船とも全回の新月まわりはよく釣れていたが
ここ数日 日を追うごとに釣果も右肩下がり。
やはり 満月まわりは鬼門なのか。
まずは港の前から。
食い気のある日なら ポンポンと連続ヒットするのだが
やはり活性は低いようだ。
それにしても 今日は朝から風が強い。
予報では 朝が北西の風3〜4m 午後から北の風5〜6mになっていたのに
朝から10m近い爆風だ。
満月まわりの朝は まだ夜遊びからアオリが深場にもどっていないようで
深場より浅場の方がよく当たるそうな。
しかし アタリがない。
今日は この釣り初めての方2名にアドバイスがおくれるよう
胴の間に釣り座を構えたのだが
釣り開始1時間あまり 気が付けばアオリを釣っていないのは私だけみたい。
ようやく最初の1杯。
いつもは簡単に釣れる最初の1杯が これほど遠いとは。
先が思いやられる。
アオリの活性が上がってこないのは きっとコイツのせい。↓
竿先の左に見えているのは 沈もうとしている満月。
進路を南にとり,だんだんと深いポイントへ。
ようやく2杯目。
このサイズがバンバン掛かってくれないと…
潮はいつものように止まった状態。
上潮だけが わずかに上っているようだが 活性はいつになっても上がらない。
まさに1杯 そしてまた1杯と拾い釣り。
10時を過ぎて 何とかアオリカウンターがようやく5杯に。
昼前から風向きが北から北東に変わってきた。
西よりの風なら 少々強く吹こうが釣りにはそれほど影響がでないが
東よりになると 海はあっという間にボコボコに。
月夜で食いが悪く
潮止まって食いが悪く
おまけに海まで大荒れに。
デッキでころびそうになりながらも
数少ないアタリを逃さず 合わせを入れていく。
13時を回って 何とか最低ノルマの10杯をクリア。
食いの悪い日は えてしてサイズも中小型が多い。
これはアオリに限らず メバルやタイでも同じことが言える。
釣りあげたアオリ仕掛けの魚がアジから赤ジャコに変わっていた?
不思議なことだが 時々あること。
潮の具合が悪いせいか
アタリが出るのは船を移動させた直後。
その後は いくら待ってもアタリなし。
西の空に太陽が沈みかけるころまでがんばったのだが
夕マズメの時合いも あったのだか なかったのだか分からないまま。
皮肉なことに 帰る頃になって 海も凪いできた。
港に帰って記念撮影。
みんなで56杯?
月夜・潮止まり・爆風とアオリ釣りにはよくない条件が重なってしまったようだ。
型も先週と比べて明らかに小さい。
魚も1匹も揚がらなかった。
潮が流れていない日は こんなもの。
これから月は小さくなっていくので 今後に期待。
本日の釣果 アオリイカ 胴長〜27cm 14杯